iDeCoとは、個人型確定拠出年金とも呼ばれ、公的年金とは別に自分で老後の資金を準備する私的年金制度。投資開始から年金の受け取りまでの広範囲で節税を狙えるのが特徴です。老後2,000万円問題をはじめ、将来の資金に不安を抱えている人には魅力的な制度といえます。 iDeCoをはじめるには、銀行・証券会社・保険会社など対応金融機関で口座開設が必要。しかし、各社で金融機関に支払う費用や商品ラインナップが大きく異なります。「ローコストで運用したい!」や「分散投資がしたい!」など、自分のやりたい取引に適した金融機関かどうかを、事前に調べてから口座開設しましょう。 元証券会社員・AFP資格認定者/mybest 投資・資産運用担当 野中建志のコメント iDeCoのメリット・デメリットは?iDeCoの魅力は、一般NISAやつみたてNISAと比べ税制優遇範囲が広いこと。ほかの制度では運用益が非課税になるだけですが、iDeCoなら投資した資金(掛金)・運用益・年金の受け取りで節税が狙えます。 具体的には、年間の掛金全額が所得控除の扱いに。毎月1万円iDeCoを利用して投資した場合、本来の課税所得が290万円の人は278万円になります。最終的に所得税・住民税が年間で24,000円ほど安くなるので、投資しながら節税できるのはかなり魅力的です。 また、運用益に対しては、本来かかる20.315%の税金がまるごと非課税になります。長期間の積立で元本が大きくなると、うまくいけば最終的な利益も大きくなるため、その税金を抑えられるのはメリットです。さらに、受取年金も退職所得控除・公的年金等控除になるので、ここでも節税を狙えます。 ただし、原則として60歳までは運用資金を引き出せません。使う予定のない余裕資金で運用するのはもちろんのこと、長い付き合いになる金融機関なので自分に合った所で口座開設するのがおすすめですよ。 iDeCoの選び方iDeCoを選ぶ際に必ずチェックしておきたい「2つのポイント」をご紹介します。 ① 運用する金融機関を選ぶ!「運用管理手数料」「商品ラインナップ」をチェックiDeCoで資産運用をはじめるには、運用を行う金融機関を決める必要があります。自分に合った金融機関を選ぶために「運用管理手数料」と「商品ラインナップ」に注目しましょう。 運用管理手数料は無料がマスト!口座移管手数料は念のため確認iDeCoを利用する際には、運用管理手数料が無料かどうかを確認しましょう。金融機関に毎月支払うコストは、口座管理手数料・運用管理手数料の2種類。口座管理手数料はどの金融機関でも金額が一律で決まっているため、気にする必要はありません。 一方、運用管理手数料は各社で最低0円・最大385円と大きく異なります。長期の付き合いになるiDeCoでは、最終的に数十万円の差になるので要注意。検証では、15社が無料・12社が有料でした。運用管理手数料が無料の金融機関を選ばない手はないでしょう。 そのほか、口座移管手数料に関しても念のため確認しておきましょう。口座移管手数料は金融機関の変更時にかかる手数料であり、無料のケースが多いものの、なかには4,400円かかる金融機関も。ただし、金融機関の変更は手間と時間がかかりおすすめではないので、あまり気にしなくてもよいですよ。 投資信託の取り扱いが多い金融機関を!ローコストな商品が多いとなおよしiDeCoで投資するなら、信託報酬の安い投資信託が充実した金融機関がおすすめです。信託報酬とは投資信託の運用維持費のこと。年率で発生するので、長期運用のiDeCoでは数%差が大きく運用に影響します。そのため、安い商品が多いほど効率的な運用もしやすいですよ。 今回、検証でローコストな投資信託の充実度を調査した結果、証券会社が優秀な傾向にありました。とくに、低コストな投資信託である信託報酬が0.3%未満の商品が半分以上を占めていたのは、27社中4社のみと少なくすべて証券会社でした。0.2%以下のさらに低コストな商品も充実しているので、コスト面で他社に劣ることはないでしょう。 また、投資先の幅広さも確認しておきましょう。資産運用では年齢や目的に合わせて、各投資先に資産を分散させることが重要。投資先を幅広く用意している金融機関なら、「値上がり重視で運用したい!」「できるだけ資産は減らしたくない」などと運用の選択肢も広がりますよ。 元証券会社員・AFP資格認定者/mybest 投資・資産運用担当 野中建志のコメント 動画コンテンツやシミュレーターなど、サポート体制も充実しているとベターiDeCoをきっかけにはじめて資産運用する人は、サポート体制が整っている金融機関がおすすめ。投資初心者だと、「どの商品がいい?」や「どれくらい投資すればいいの?」などわからないことも多いですよね。そういった疑問を解消するサポート体制が整っていると、投資もしやすいでしょう。 商品の選び方は、動画コンテンツやセミナーがおすすめ。投資のトレンドや政策について、わかりやすく解説してくれますよ。そのなかで、専門用語や分析の仕方などの解説もあるのは、投資の知識を身に付けたい人にもうれしいポイントです。 投資額に関しては、シミュレーターのある金融機関がおすすめ。目標金額や運用期間などを入力すると、毎月いくら投資すればよいのかを教えてくれます。自分の目的や性格に合った商品や資産構成を教えてくれるサービスもあるので、投資経験のない人でもはじめやすいでしょう。 また、買い方や売り方がわからない人は、コールセンターやAIチャットなど問い合わせフォームがおすすめ。対応時間が長いと仕事終わりでも相談しやすいでしょう。なかには、画面共有しながら注文方法を教えてくれる金融機関もあるので、初心者ならチェックしておいて損はありません。 ② 運用する商品を選ぶ!「コスト」「実績」「投資対象」に注目iDeCoで運用をはじめるためには、投資する商品を選ぶ必要があります。商品の種類や信託報酬、地域・アセット(資産)、運用成績などを確認し、目的に合った商品を選ぶようにしましょう。 1級FP技能士/株式会社オコスモ 代表取締役CEO 古田拓也のコメント 信託報酬はできるだけ安いものを!インデックス型なら0.2%を目安にiDeCoで投資する商品を選ぶときは、信託報酬が安い商品がおすすめです。商品を選ぶ際、運用実績も重要ですが相場状況の影響を大きく受けるため、実績どおりの成果とはならないことも。一方、コストである信託報酬は相場に左右されないため、安いものを選べば効率的な運用につながるでしょう。 また、投資信託にはインデックス型とアクティブ型の2種類があります。インデックス型は指数に値動きが連動している一方、アクティブ型は指数を超える運用成果を出すために担当者が銘柄を選定しています。インデックス型の信託報酬のほうが安いため、初心者はインデックス型を選ぶのが無難ですよ。 検証では、インデックス型の信託報酬は0.202%が相場でした。信託報酬がこの水準以上であっても高い運用実績を上げている商品はありますが、できるだけコストを抑えて運用したい人なら、0.2%以下のインデックス型投資信託を選ぶのがよいでしょう。 1級FP技能士/株式会社オコスモ 代表取締役CEO 古田拓也のコメント なお、アクティブ型でインデックス型より運用成績が高いのは、数多くあるアクティブ型の1〜2割ほど。低コストで効率的に運用できるインデックス型を選ぶほうが無難ですよ。 値上がり重視なら「トータルリターン」、堅実志向なら「標準偏差」をチェック運用成績のよい商品を選ぶときは、「トータルリターン」「標準偏差」などで実績を確認しましょう。 トータルリターンは、期間中の費用や分配金なども加味してどれだけ儲けたか(損したか)を表す指標。運用がうまくいっているかどうか明確にわかるのがメリットです。運用の内容が近い商品と比べて、トータルリターンの高い商品なら収益が大きくなる可能性も増えますよ。 標準偏差は、値動きの安定性を示す指標。また、金融商品でいうところのリスクとは値動きの不確実性のことを指すので、標準偏差が小さいほどリターンの変動が少ない値動きの落ち着いた商品といえます。類似商品と比べて標準偏差の小さいもの選べば、堅実な運用に近付くでしょう。 とはいえ、トータルリターン・標準偏差どちらも過去の実績です。成績がよければ、将来的にうまくいくことを確約するものではないことに注意しましょう。 元証券会社員・AFP資格認定者/mybest 投資・資産運用担当 野中建志のコメント また、運用実績を確認するときは長期での実績にも注目してください。そもそも長期運用が前提なこともありますが、短期の実績だと直近の相場変動が数値に大きく影響します。長期間でどう運用されているか見極めるためにも、長期での運用実績は確認しておきましょう。 20〜40代なら「株式型」、50代以上なら「バランス型・債券型」に注目投資する商品を選ぶときには、年齢・目的に合わせて投資対象・投資額を検討することが重要。リスクを取れる20〜40代なら攻めの運用、できるだけ資産を残したい50代以上なら守りの運用がおすすめですよ。 攻めの運用なら「株式型」の商品が50%以上の資産構成を検討しましょう。長期投資では値動きの激しい株式でも、運用益の変動は落ち着く傾向があるのでリスクを軽減可能。リスクを取れる20〜40代の人は株式型中心で運用すると、iDeCoでは運用益が非課税にもなるのでメリットは大きいでしょう。 守りの運用なら「債券型」の商品が70%以上の資産構成を検討してください。債券型はそもそも値動きが小さく、資産が大きく目減りする可能性は低い傾向に。運用終了まで短い50代の人は、債券型中心で運用すると資産を守りつつ預金や保険以上の利回りに期待できますよ。 また、1つの商品で複数資産に分散できる「バランス型」も守りの運用におすすめ。世界中の資産に分散投資すると、価格の変動が小さくなる傾向があります。リターンも狙うなら複数資産に配分したバランス型、より安定性を求めるなら債券比率の高いバランス型を選ぶのがよいでしょう。 iDeCo金融機関のおすすめ人気ランキングiDeCo金融機関のおすすめ人気ランキングを発表します。 なおiDeCo金融機関の選び方については、以下の記事で詳しく解説しているので参考にしてみてください。 楽天証券株式会社楽天証券iDeCoをはじめるなら!厳選した32本のラインナップから選べる証券会社「iDeCoをはじめてみたいけれど、証券会社をどこにしようか悩んでいる」そんな方におすすめなのが、使いやすさにとことんこだわった「楽天証券」です!2019~2021年の新規加入者数は業界1位!(※) 「楽天証券」は、証券口座と年金口座を楽天IDひとつでまとめて確認できるので、管理しやすいのが魅力。iDeCoは基本は60歳まで加入し続けるものなので、見やすさ・使いやすさは重要なポイントです。 また、楽天証券経済研究所が厳選して32本のラインナップを決定。インデックスファンド・アクティブファンド・オールインワン型のバランスファンドなど、長期に渡る資産形成に役立つ投資信託が揃います。1本だけでも、組み合わせてもOKなので、自分なりの資産形成をスタートできるのも人気の秘密です。 楽天証券調べ 誰でも・条件なしで!運営管理手数料0円「楽天証券」は、誰でも運営管理手数料が0円。(国民年金基金連合会、および事務委託先の信託銀行で発生する費用を除く)毎月決まった金額を60歳まで積立てて、節税しながら老後に備えるiDeCo。最大限に活用するために、月々かかる手数料を節約できるのは大きな魅力です。 詳細は公式サイトでチェックしてみてください。 松井証券松井証券総合評価
加入時手数料2,829円口座管理手数料積立する場合:171円,積立しない場合:66円(運用管理手数料:0円)口座移管手数料4,400円店舗対応- 手数料で圧倒。それ以外も高評価なiDeCoデビュー最有力グループに属さない独立企業でありながら、大手ネット証券の一角である「松井証券」。 特徴は、質問と予定の掛金を入力すると、どれだけ節税できるかのシミュレーションが利用できることです。今後どれだけ税金を抑えられるかわかると、ライフプランも立てやすいでしょう。 検証では、信託報酬がかなりの高評価に。とくに、信託報酬が0.3%未満の投資信託が約59%と充実していました。口座管理手数料も171円で運用管理手数料は無料と非常に優秀なため、コスト重視の人にはうってつけといえます。 また、商品ラインナップも好成績に。目を引いたのが取扱商品数で、合計が40本と比較商品の平均である27本を上回りました。動画コンテンツやロボアドバイザーなどサポート体制も充実しているので、iDeCoデビュー最有力の金融機関といえるでしょう。
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加入時手数料2,829円 口座管理手数料積立する場合:171円,積立しない場合:66円(運用管理手数料:0円)口座移管手数料4,400円店舗対応- バランスのよい金融機関。とくに口座管理手数料の安さは魅力ネット証券最大手のSBI証券が、iDeCo口座として用意しているサービスが「SBI証券セレクトプラン」です。 公式サイトでiDeCoについてのコラムを配信しているのが特徴。運用テクニックや商品の選び方がまとめられており、初心者には心強いでしょう。 検証においては、手数料が非常に高い成績でした。目を引いたのが、口座管理手数料が171円と余計な費用がかからないこと。信託報酬が0.3%未満の投資信託が半分以上を占めいるうえ、0.2%以下の商品も充実しており優秀なので、手間なく効率的に長期運用したい人には好適です。 加えて、商品ラインナップでも高得点を獲得。とくに、商品数が合計37本と充実しており、先進国株式型も12本と豊富な点が評価を上げました。初心者の助けになるロボアドバイザーもあり、コスト・ラインナップ・サポートどれをとっても選択肢に入るiDeCo金融機関といえます。
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加入時手数料2,829円口座管理手数料 積立する場合:171円,積立しない場合:66円(運用管理手数料:0円)口座移管手数料2,829円店舗対応◯ 手数料の安さで高評価。商品ラインナップの豊富さも魅力的創業から100年近い業界最大規模の証券会社である「野村證券」。 特徴は、ユーザーの必要な手続きや必要書類を診断する機能が誰でも利用できることです。iDeCoの場合、口座開設の書類を勤務先に用意してもらうケースがあり、野村證券ならそうしたパターンにもわかりやすく対応してくれます。 今回の検証では、信託報酬が高い評価に。とくに、信託報酬が0.3%未満の投資信託が全体の約61%とトップな点が評価を上げました。口座管理手数料も171円とコストが余計にかからずかなりの高評価で、運用中のコストが気になることはないでしょう。 また、商品ラインナップも好成績となりました。取扱商品数が国内株式型6本・先進国株式型5本・バランス型13本といずれも、平均の4本・4本・8本を上回っています。手数料・商品数どちらも重視したい人におすすめできるiDeCo金融機関でしょう。
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加入時手数料2,829円 口座管理手数料積立する場合:171円,積立しない場合:66円(運用管理手数料:0円)口座移管手数料4,400円店舗対応- 信託報酬・口座管理手数料が高評価。株式型の商品が充実米国株式や中国株式など、外国株式の豊富さで有名なネット証券の「マネックス証券」。 マネックス証券では、公式サイトで各年代ごとのiDeCoをはじめることのメリットや注意点を解説しています。どれくれらいの節税効果があるかも年代ごとに表記されているため、これからはじめるのが不安な人でもイメージしやすいですよ。 検証においては、信託報酬が高評価となりました。目立ったのが、信託報酬が0.3%未満の投資信託は全体の約58%で、0.2%未満に関しても約34%と充実している点。口座管理手数料も171円と必要以上のコストがかからずとても優秀なので、投資も気軽にはじめられるでしょう。 加えて、商品ラインナップに関してもやや高い成績に。商品数は27本と比較した商品の平均と同じですが、国内・先進国の株式型がどちらも7本と充実していました。ローコストかつリターンも狙える商品で運用したい人におすすめできるiDeCo金融機関といえます。
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加入時手数料2,829円口座管理手数料 積立する場合:171円,積立しない場合:66円(運用管理手数料:0円)口座移管手数料-(非開示)店舗対応◯ コスト面が優秀な成績に。商品ラインナップも幅広い投資信託などの開発をはじめとした投資・資産運用業を展開する岡三グループ傘下の「岡三証券」。 岡三証券では、掛金・運用中・受取時の税制メリットを算出するシミュレーターが利用できます。税金をどれだけ節約できるかわかると、投資への意欲も湧いてきますよ。 検証においては、商品ラインナップが高評価に。取扱商品が合計29本と比較した金融機関の平均を超えたことがプラスに働きました。金などのコモディティ運用の商品・定期預金・保険も充実しているので、幅広い商品で分散投資できるiDeCo金融機関といえます。 加えて、口座管理手数料も非常に優秀な成績に。運用管理手数料が無料なので、毎月171円以外のコストを支払わなくて済むのが評価を上げました。できるだけ費用を抑えて運用をはじめたい人には魅力的なiDeCo金融機関です。
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加入時手数料2,829円口座管理手数料 積立する場合:171円,積立しない場合:66円(運用管理手数料:0円)口座移管手数料4,400円店舗対応- 手数料が好成績に。株式運用の商品数が多いのも優位点「楽天証券」は、ECサイトなどインターネット事業を中心に展開している楽天グループのネット証券です。 楽天銀行と提携させると、預金金利が優遇されることが特徴で、さらに証券口座・NISA口座・iDeCo口座を、同じIDで管理できます。運用商品の見直しをする際に、運用資産全体から判断できるのはメリットです。 今回の検証では、口座管理手数料・商品ラインナップが高評価に。取扱商品が国内株式型6本、先進国株式型6本と平均を上回りました。口座管理手数料も必要経費の171円のみなので、コストを抑えて幅広い商品に投資できるでしょう。 加えて、信託報酬に関してもやや優秀な成績に。信託報酬が0.3%未満の投資信託は約35%と、比較した金融機関の平均30%を超えた点が評価を上げました。コスト面・商品数を重視する人で、とくに楽天銀行の利用者にはおすすめのiDeCo金融機関といえます。
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加入時手数料2,829円 口座管理手数料積立する場合:171円,積立しない場合:66円(運用管理手数料:0円)口座移管手数料-(非開示)店舗対応◯ コスト面・商品ラインナップが優秀!dポイントと連携可能「SMBC日興証券」は、国内最大手の一角を担う証券会社です。 dポイントと連携させることで、毎月の掛金5,000円につき1ポイント進呈されるのが特徴。不定期ではありますが、iDeCoの残高に応じてポイントプレゼントのキャンペーンもあるので、将来に備えつつポイ活もしたい人には魅力的です。 検証においては、信託報酬が優秀で口座管理手数料もかなり高い評価に。口座管理手数料が171円と余計なコストがかからず、信託報酬が0.3%未満の投資信託も約41%と比較した金融機関の平均より割安な結果でした。低コストで老後の資金に備えたい人には相性がよいといえます。 さらに、商品ラインナップも優秀な成績でした。商品数は30本で先進国株式型の投資信託も9本と平均より充実。バランスの取れたiDeCo金融機関を探している人には有力候補といえるでしょう。
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加入時手数料2,829円 口座管理手数料積立する場合:171円,積立しない場合:66円(運用管理手数料:0円)口座移管手数料0円店舗対応- 口座管理手数料が高評価!商品ラインナップも豊富な水準に「LINE証券」は、SNSでおなじみのLINEと野村ホールディングスの共同出資によって生まれたネット証券です。 LINE証券の口座を持っていれば、口座情報を引き継げるので最短5分で申し込みできるのが特徴。口座を持っていない人でもインターネット上で加入申し込みができるので、手軽に口座開設をしたい人にはうれしいポイントといえるでしょう。 検証では、信託報酬の評価が高く、口座管理手数料も非常に優秀な結果でした。信託報酬が0.3%未満の商品は約37%と平均以上で、口座管理手数料も171円と余計なコストを払わなくて済むのがプラスの要因に。コストを気にせず運用できるiDeCo金融機関です。 また、商品ラインナップは好成績に。どのタイプの商品も取り扱っており、バランス型は8本と平均とほぼ同水準だったことが評価を上げました。インターネットで手軽に、幅広い商品へ投資したい人は、検討する価値があるiDeCo金融機関といえます。
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加入時手数料2,829円 口座管理手数料積立する場合:171円,積立しない場合:66円(運用管理手数料:0円)口座移管手数料-(非開示)店舗対応◯ 口座管理手数料・信託報酬が優秀な成績。店舗での相談も可能スーパーや映画館など、商業施設を全国に展開しているイオングループ傘下の「イオン銀行」。 節税金額と積立金額を計算できるシミュレーターが用意されています。また、目標金額に向けて積立金額や必要な利回りも計算できるため、より正確に運用計画を練りたい人にはメリット。 検証では、口座管理手数料が高得点を獲得しました。とくに、口座管理手数料が171円と余計なコストを支払わずに済みます。信託報酬も0.3%未満の商品が約48%と優秀で、コスト面が優秀な金融機関といえます。 また、商品ラインナップもやや高い評価に。商品数は24本と平均以下ですが、先進国株式型は4本・バランス型は8本と平均並みだった点が評価を上げました。分散投資したい人やリターン重視の人には、一考の価値があるiDeCo金融機関でしょう。
全部見る auアセットマネジメントauアセットマネジメント総合評価
加入時手数料2,829円 口座管理手数料積立する場合:171円,積立しない場合:66円(運用管理手数料:0円)口座移管手数料4,400円店舗対応- 口座管理手数料が171円と好成績。取扱商品数は低水準に「auアセットマネジメント」は、auフィナンシャルホールディングスと大和証券が主要株主の投資運用業会社です。 auIDを登録することで、特定の商品を一定金額以上保有していると毎月Pontaポイントが付与されるのが特徴。また、通信契約をしているともらえるポイントが倍になるのは、auキャリアを日常で利用している人には魅力的です。 今回の検証では、手数料が高評価に。口座管理手数料は171円と運用管理機関に必要経費以外支払う必要はありません。毎月のコスト負担が重くなることはないでしょう。 一方、信託報酬と商品ラインナップは低評価に。とくに、定期預金とバランス型が合計5本と、平均を下回った点で評価を下げました。検証結果からは、幅広い商品から自由に資産配分を組みたい人にはあまり向かないiDeCo金融機関といえます。
全部見る iDeCo商品のおすすめ人気ランキングiDeCo商品のおすすめ人気ランキングを発表します。 なおiDeCo商品の選び方については、以下の記事で詳しく解説しているので参考にしてみてください。 ニッセイアセットマネジメントニッセイ外国株式インデックスファンド総合評価
主な取扱金融機関SBI証券運用スタイルインデックス型投資対象先進国株式,海外REIT基準価格25,169円(2022/10/14) コストがかなり優秀。先進国株運用でリターンも高水準「ニッセイ外国株式インデックスファンド」は、日本を除く先進国株式に投資するインデックス型投資信託。 検証では、リターンの変動はそこそこ大きいですが、コストの安さ・リターンの高さはかなり高い評価の商品でした。信託報酬は0.1023%とトップレベルに割安な結果に。手軽に運用を始めたい人にとっては選択肢に入るiDeCo商品といえます。 また、トータルリターン(5年)は年率11.65%と比較商品を上回りました。5年間毎月2万円を積み立てした場合、約41万円の含み益に。想定どおりの利益になるわけではありませんが、長期でも積極的にリターンを狙える商品です。 一方、標準偏差(5年)は年率17.46%と比較した投資信託の平均を超えるブレ幅となりました。とはいえ、先進国株式型の平均と同水準なので、株式型のなかでは平均的な変動の商品といえるでしょう。
全部見る 三菱UFJ国際投信eMAXIS Slim先進国株式インデックス総合評価
主な取扱金融機関SBI証券,松井証券,マネックス証券運用スタイルインデックス型投資対象先進国株式,海外REIT基準価格19,052円(2022/10/14) 信託報酬でほかサービスを圧倒。リターンにも期待が持てる「eMAXIS Slim先進国株式インデックス」は、日本を除く世界の主要国株式で運用しているインデックス型投資信託です。 今回の検証では、積極的にリターンを狙いつつ、比較した投資信託のなかでもトップレベルの安さで運用できる商品に。信託報酬は0.1023%と、インデックス型の平均に対して3分の1以下のコストでした。とにかくコスト重視の人には有力候補のiDeCo商品といえます。 さらに、トータルリターン(5年)は年率11.72%と全体平均より高水準でした。それぞれ5年間毎月2万円ずつ積み立てした場合、評価額で約17万円ほど差がつく結果に。必ず想定どおりの結果になるわけではないですが、リターンに期待して運用できる商品です。 しかし、標準偏差(5年)は年率17.46%と、比較した投資信託の平均より変動が激しい結果に。とはいえ、比較したなかで最も大きい標準偏差の18.81%よりは変動が抑えられているため、値動きが激しすぎるということはないでしょう。
全部見る アセットマネジメントOneたわらノーロード先進国株式総合評価
主な取扱金融機関イオン銀行,みずほ銀行,楽天証券,ソニー銀行,ソニー生命保険,第一生命保険,JAバンク運用スタイルインデックス型投資対象先進国株式基準価格21,532円(2022/10/14) 信託報酬が非常に高い評価。リターンが高いのも魅力「たわらノーロード先進国株式」は、アメリカを中心とした先進国株式で運用しているインデックス型投資信託です。 今回の検証では、コストの安さ・リターンの高さがかなり優秀な商品でした。信託報酬は0.10989%と比較したインデックス型のなかでも割安な水準に。ローコストで効率的に運用したい人は検討したいiDeCo商品といえます。 さらに、トータルリターン(5年)は年率11.65%と比較した投資信託の平均を超えました。5年間毎月2万円を積み立てした場合、含み益を約41万円生む成績になります。過去の実績なので、運用成果を約束するものではありませんが、高いリターンを狙う人にぴったりな商品です。 しかし、標準偏差(5年)は年率17.48%と全体平均より大きいブレ幅でした。とはいえ、どの期間でも類似運用の商品と比べて遜色ない変動水準なので、値動きが特別激しい商品ではありませんよ。
全部見る SBIアセットマネジメントSBI・全世界株式インデックスファンド総合評価
主な取扱金融機関SBI証券運用スタイルインデックス型投資対象先進国株式,新興国株式,国内株式基準価格15,208円(2022/10/14) 信託報酬がかなりの高評価。リターンの水準も高いのがプラスSBIアセットマネジメントが提供している「SBI・全世界株式インデックスファンド」。 検証の結果、価格のブレはやや大きめですが、リターンが高く信託報酬も割安な商品ということがわかりました。信託報酬は0.1102%と比較したインデックス型商品の平均0.31%の半分以下に。効率的に運用したい人にはぴったりなiDeCo商品といえます。 加えて、トータルリターン(3年)は年率14.52%と比較した投資信託の平均を上回る水準に。毎月2万円積み立てした場合、3年後に約89万円となる運用成果でした。必ずこの収益になるわけではありませんが、積極的にリターンを狙える水準の商品といえそうです。 ただし、標準偏差(3年)は年率17.67%と全体平均より大きいブレ幅となりました。とはいえ、類似商品の平均よりブレが小さい結果に。世界中の幅広い銘柄に分散しているため、変動はありますが長く保有できる商品といえます。
全部見る 三菱UFJ国際投信eMAXIS Slim米国株式(S&P500)総合評価
主な取扱金融機関SBI証券,松井証券,マネックス証券運用スタイルインデックス型投資対象先進国株式,海外REIT基準価格18,501円(2022/10/14) 米国株式運用でリターンが高い。コストが安いのもメリット「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」は、米国の代表的な指数S&P500に連動しているインデックス型投資信託です。 検証では、コストが安く、変動はありますが、積極的にリターンを狙える商品でした。信託報酬は0.0968%と、比較したiDeCo商品の平均より安くかなり優秀な成績に。コストを抑えて運用したい人には魅力的なiDeCo商品です。 また、トータルリターン(3年)は年率19.72%と比較商品の平均を上回りました。毎月2万円の積み立てを3年間続けた場合、評価額は約97万円になる実績に。過去のデータであり、将来の運用成果を約束するものではありませんが、高いリターンに期待できます。 一方、標準偏差(3年)は年率17.96%と全体平均より大きいブレ幅に。とはいえ、先進国株式型の平均より変動が小さい結果となりました。値動きが落ち着いているわけではありませんが、株式型のなかでは長期運用に向いているでしょう。
全部見る 三菱UFJ国際投信eMAXIS Slim全世界株式(除く日本)総合評価
主な取扱金融機関SBI証券,松井証券運用スタイルインデックス型投資対象先進国株式,新興国株式,海外REIT基準価格16,171円(2022/10/14) 信託報酬が安く長期運用でも問題なし。リターンも期待できる「eMAXIS Slim全世界株式(除く日本)」は、三菱UFJ国際投信が提供するインデックス型投資信託です。 今回の検証では、コストの安さ・リターンの高さが優秀な商品に。信託報酬は0.1144%と割安で比較した先進国株式型の平均を下回りました。低コストで運用できる商品を探していた人にはうってつけのiDeCo商品といえるでしょう。 さらに、トータルリターン(3年)は年率15.43%と比較した投資信託の平均を超えました。インデックス型の平均も超えており、毎月2万円で3年間積み立てした場合、約90万円に。必ずしもシミュレーションどおりとはなりませんが、リターンが高水準な商品といえます。 また、標準偏差(3年)は年率18.11%と全体平均より大きいブレ幅なので落ち着いた運用ができる商品とはいえません。とはいえ、先進国株式型の平均に対してブレは小さく、運用期間が長いほど収益は安定する可能性は高いため、長い目で運用したい商品といえるでしょう。
全部見る 野村アセットマネジメントマイバランスDC50総合評価
主な取扱金融機関野村證券,岩手銀行運用スタイルインデックス型投資対象国内株式,先進国株式,国内債券,先進国債券基準価格16,798円(2022/10/14) 低コストで運用できるのが魅力的。リターンのブレ幅も高評価「マイバランスDC50」は、野村アセットマネジメントが提供しているバランス運用のインデックス型投資信託です。 検証では、ローコスト・ローリスクを両立した商品でした。信託報酬は0.154%と比較したバランス型の平均より割安に。手軽に分散投資をはじめたい人には選択肢に入るiDeCo商品といえます。 また、標準偏差(5年)は年率7.65%とバランス型の平均より小さい変動に。株式と債券の比率が1:1で構成されているため、検証したすべての期間で平均より小さいブレ幅に。ローリスクで運用ができるiDeCo商品です。 一方、トータルリターン(5年)は年率3.97%と全体平均より低水準に。毎月2万円を5年間積み立てすると、評価額は約132万円になります。成果が必ず出るわけではありませんが、リターン重視の人よりコツコツ運用したい人に向いた商品でしょう。
全部見る 野村アセットマネジメント野村DC外国株式インデックスファンド・MSCI-KOKUSAI総合評価
主な取扱金融機関野村證券,中央労働金庫,岩手銀行,東邦銀行,滋賀銀行運用スタイルインデックス型投資対象先進国株式,海外REIT基準価格26,399円(2022/10/14) トータルリターンの高さが魅力的。コストも安く申し分ない野村アセットマネジメントが提供している先進国株式運用のインデックス型投資信託である「野村DC外国株式インデックスファンド・MSCI-KOKUSAI」。 検証では、リターンのブレはありますが、ローコストでハイリターンに期待できる成績の商品に。信託報酬は0.154%と比較したインデックス型の平均0.31%の半分以下でした。コスト負担を軽くしたい人にはうれしいポイントです。 また、トータルリターン(5年)は年率11.64%と全体平均より高水準に。毎月2万円の積み立てを5年間継続した場合、評価額は約161万円となる成績でした。利益を確約はできませんが、長期運用にも向いているiDeCo商品といえます。 一方、標準偏差(5年)は年率17.46%と先進国株式型の平均と同水準な結果に。比較商品の平均より大きいブレ幅ですが、ほかの株式型と比べ特別変動幅が大きいわけではありません。長期での運用なら検討できる商品でしょう。
全部見る ニッセイアセットマネジメントDCニッセイ外国株式インデックス総合評価
主な取扱金融機関岡三証券、日本生命保険運用スタイルインデックス型投資対象先進国株式,海外REIT基準価格19,694円(2022/10/14) 高いトータルリターンを実現。低コストで長期運用にも対応ニッセイアセットマネジメントが提供している先進国株式で運用されたインデックス型投資信託である「DCニッセイ外国株式インデックス」。 検証の結果、高いリターンに期待でき、費用負担の少ない商品だとわかりました。信託報酬は0.154%と、比較した先進国株式型の平均に対して4分の1以下に。コストをかけずに先進国の株式を運用したい人にはうってつけの商品です。 加えて、トータルリターン(5年)は年率11.59%と比較した投資信託の平均を超えました。それぞれ毎月2万円で5年間積み立てした場合、含み益が17万円ほど多い結果に。必ずしもシミュレーションどおりとはいきませんが、長期で資産をしっかり作ってくれる商品でしょう。 ただし、標準偏差(5年)は年率17.46%と全体平均よりブレ幅が大きくなりました。とはいえ、ほかの株式型商品と比べ、大きく乖離しているわけではありません。株式で運用しているiDeCo商品としては平均的なブレ幅といえます。
全部見る 三菱UFJ国際投信eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)総合評価
主な取扱金融機関SBI証券,松井証券,マネックス証券運用スタイルインデックス型投資対象国内株式,先進国株式,新興国株式,国内債券,先進国債券,新興国債券,国内REIT,海外REIT基準価格13,135円(2022/10/14) 値動きが落ち着いているのが高評価。信託報酬も安い三菱UFJ国際投信が提供しているバランス型インデックスファンドの「eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)」。 今回の検証では、コストの安さ・リターンのブレ幅がかなり高い評価の商品でした。信託報酬は0.154%と比較したインデックス型の平均0.30%の半分ほどに。コスト負担を減らして分散投資したい人には魅力的なiDeCo商品です。 さらに、標準偏差(5年)は年率10.36%と比較した投資信託の平均より小さいブレ幅でした。世界中の資産へ均等に投資しているので、さまざまな状況でも変動を抑えた運用ができるiDeCo商品といえます。 しかし、トータルリターン(5年)は年率4.84%と全体平均を下回る結果に。とはいえ、1年間の実績では-0.84%とマイナスでしたが全体平均を超えていました。直近の急落でもほかの商品と比べ下落を抑えていたので、長期運用でもコツコツリターンを稼ぐ商品といえるでしょう。
全部見る iDeCoと国民年金基金はどう違いますか?iDeCoと国民年金基金の大きな違いは、加入できる対象者にあります。国民年金基金は年金制度の2階層部分に該当し、厚生年金に入れない自営業者やフリーランスの人が対象。iDeCoの場合では、年金制度の3階層に該当し自営業者・会社員問わず加入可能です。 また、iDeCoの場合は有期年金にあたり、自分が入れた資金とその運用成果分だけ年金を受け取り可能。一方、国民年金基金は終身年金が基本であり、年齢やプランに応じた掛金を払えば死亡するまで年金を受け取れます。 加えて、iDeCoでは運用内容を自分で決めることが可能。国民年金基金の場合は、運用担当者によって加入者全員分の資金が運用されています。そのため、自由に資産運用したい人にとってはiDeCoがおすすめといえるでしょう。 個人型と企業型の確定拠出年金の違いは?1番の違いは、個人型が原則誰でも加入できるのに対し、企業型は年金規約に定められた人しか加入できない点。 企業型は会社の福利厚生なので60歳未満の年金被保険者である従業員や役員が対象です。そのため、手数料も個人型は加入者負担ですが、企業型なら会社が負担してくれます。 そのほかの違いとして、企業型の場合は以下とおりです。
とくに運用商品は企業側が絞ってくれているので、商品選びに頭を悩ませたくない人にはうれしいポイントです。 iDeCoにはどんな人が加入できますか?iDeCoは、自営業者・専業主婦(夫)・会社員・公務員などが加入できます。毎月拠出できる金額は加入者の職種や在籍している会社の年金制度によって異なりますが、税制優遇の範囲は変わりません。 なお、企業型DCに加入している人も、2022年10月から原則加入できるようになります。今まで各企業との労使合意が必要でしたが、条件を満たす人なら誰でも加入できるように(参照:厚生労働省)。気になる人は所属している企業に問い合わせてみるのがよいでしょう。 自営業者・公務員でも開設できる?自営業者・公務員の人でもiDeCoは開設することができます。 とくに、公務員は制度改革にともない退職給付総額は減額された代わりに、2017年1月からiDeCo加入できるようになりました。公務員でもiDeCoの税制優遇は変わらないので、減額分を補うためにも開設しておくのが無難でしょう。 ただし、公務員の場合は会社員や専業主婦(夫)と比べ掛金限度額が少ないのがデメリット。会社員の掛金限度額が月額23,000円なのに対し、公務員は月額12,000円です。年間で144,000円までの掛金であることは覚えておいてください。 iDeCoと一般NISA・つみたてNISAの違いは?違いとしては、非課税期間・年間投資額・対象商品の3つが挙げられます。 非課税期間は、一般NISAが5年間・つみたてNISAが20年間なのに対し、iDeCoは最低60歳までなので場合によっては30年以上になることも。より長期間非課税で運用できるのはiDeCoだといえます。 年間投資額は、一般NISAが年間120万円・つみたてNISAは年間40万円・iDeCoは年間最大81万6,000円を非課税枠で購入可能。より多くの金額を非課税で運用できるのは一般NISAだといえるでしょう。 最後に対象商品は、NISA・iDeCoは金融機関が定めたものですが、つみたてNISAは金融庁が定めた基準をクリアした商品に限られます。ある程度しっかりした商品で運用したいならつみたてNISAが向いています。 iDeCoと一般NISAはどちらがおすすめですか?時間をかけて資産を運用したい人はiDeCoがおすすめです。60歳まで運用期間がありその期間中の運用益は非課税になるので、じっくり運用ができます。また、月単位と定期的な投資になるため、日中忙しく投資に時間をかけられない人にもおすすめですよ。 一方、自由に商品を選びたい人や売買を頻繁に行いたい人には一般NISAがおすすめ。一般NISAの対象商品は、国内株式や投資信託だけでなく外国株式も対象です。銘柄もあまり絞られていないので、自由に投資しつつ非課税を活かしたい人は一般NISAが向いているでしょう。
iDeCoとつみたてNISA、どちらをはじめればいいの?税制優遇を厚く受けたい人はiDeCoからはじめるのがよいでしょう。運用益が非課税になるだけでなく、毎月の掛金も課税所得から控除できるのでお得に感じる範囲が広いですよ。 一方、急な入用にも対応したい人にはつみたてNISAがよいでしょう。iDeCoでは投資した資金が原則60歳まで引き出せません。つみたてNISAもできるだけ途中売却はしないほうがよいものの、引き出しはいつでもできるので万が一にも備えることができますよ。 iDeCoは若いうちからはじめたほうがよいですか?iDeCoは、若いうちからはじめるのがおすすめ。最低掛金の5,000円で合ったとしても、年間のコストより年間の節税金額のほうが大きいため、少額であっても若いうちからメリットがあります。 また、年齢が若ければリスクを取った運用が可能。iDeCoでは運用益が非課税になるため、値上がりに期待できる株式型で運用すれば恩恵を大きく受けられる可能性も。長期運用なら価格変動が落ち着く傾向にあり、複利効果にも期待できるため早いうちからiDeCoで運用をはじめたほうがよいといえるでしょう。 iDeCoで所得控除を受けるには、年末調整・確定申告が必要?iDeCoのメリットである掛金を全額所得控除にするには、年末調整または確定申告が必要です。 会社員・公務員の場合は年末調整、自営業・無職の場合は確定申告で対応します。年末調整・確定申告どちらでも、iDeCo側が発行する「小規模企業共済等掛金払込証明書」が必要なのでなくさないよう注意してください。 年末調整の対象者は、一般的に勤め先が用意してくれる「保険料控除申告書」に必要事項を記入しましょう。小規模企業共済等掛金払込証明書と保険料控除申告書を勤務先に提出すれば手続きは完了です。 なお、年末調整の時期に小規模企業共済等掛金払込証明書が用意できなかった会社員・公務員も確定申告で対応できます。確定申告の場合は、会社員の場合は「確定申告書A」、自営業の場合は「確定申告書B」に必要事項に記入。小規模企業共済等掛金払込証明書とそれぞれの確定申告書を税務署に提出すれば手続き終了になります。 iDeCo口座は複数開設できますか?複数の金融機関でiDeCo口座を開設し、運用することはできません。また、一般NISAやつみたてNISAも同様に複数の金融機関での開設は不可能です。 ただし、運用金融機関の変更は可能。あまりおすすめはできませんが、口座開設時と同様の複雑な手続きを行い審査が通れば変更完了になります。保有商品の売却のほか、移管手数料が発生する可能性があることにも注意してください。 iDeCoの年金資金の受け取り方は?iDeCoで運用した資金の受け取りは、一括で受け取る「一時金」と分割して受け取る「年金」の2種類があります。どちらも受け取りの都度、440円の給付時手数料が発生します。できるだけコストを抑えたい人は一時金、毎月の収入として上乗せしたい人は年金がよいでしょう。 なお、半分を一時金としてもう半分を年金として受け取る組み合わせも可能。年金として受け取る資金分には、給付時手数料が発生するので注意してください。受け取りのタイミングで大きな入用があるが、毎月の資金も受け取りたいという人には魅力的な受取方法といえます。 本サイトは情報提供が目的であり、個別の金融商品に関する契約締結の代理や媒介、斡旋、推奨、勧誘を行うものではありません。本サイト掲載の情報に基づいて被ったいかなる損害についても、当社及び情報提供者は一切の責任を負いません。 掲載されている情報は、mybestが独自にリサーチした時点の情報、または各商品のJANコードをもとにECサイトが提供するAPIを使用し自動で生成しています。掲載価格に変動がある場合や、登録ミス等の理由により情報が異なる場合がありますので、最新の価格や商品の詳細等については、各ECサイト・販売店・メーカーよりご確認ください。 関連記事人気の記事
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ターゲットイヤーファンドの選び方は?通常は自分の退職年齢に近いターゲットイヤーのファンドを購入します。 40代であれば、ファンド名に「2040」「2045」などと入っているファンドを選ぶことになるでしょう。 ターゲットイヤーが近づくにつれて債券などの比率を高め、安定的な運用に移行していきます。
スイッチングの回数は?スイッチングの機会は、少なくとも3ヶ月に1回以上と確定拠出年金法で定められています。
確定拠出年金 除外商品 どうする?確定拠出年金、運用している商品がラインアップ(運用商品一覧)から除外されたらどうする?. 除外されると、その商品に新たなお金を預け入れできない. 除外される商品を残高として保有していたら、他の商品に預け替えを. 企業型では元本確保、高コスト・パッシブ型が除外の動き. 確定拠出年金 商品変更 いつでも?「すでにお持ちの商品の変更(スイッチング)」や、「毎月の掛金等で購入する商品の配分変更(商品別配分変更)」は、いつでもお手続きいただけます。
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