生理 食塩 水 の 塩化 ナトリウム 濃度 は どれ か

薬剤師国家試験 平成29年度 第102回
一般 実践問題 | 問 326 | 難易度 : ー

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薬剤師国家試験 平成29年度 第102回 - 一般 実践問題 - 問 326

輸液の調製依頼があった。生理食塩液、塩化カルシウム注射液(0.5 mol/L)、塩化カリウム液(1.0 mol/L)、50 w/v%ブドウ糖注射液及び注射用水を使って調製するとき、必要量として適切な組み合わせはどれか。1つ選べ。塩化ナトリウム及びブドウ糖の式量は、それぞれ、58.5及び180とする。

以下の電解質を含む輸液を調製する。
Na 77 mEq
Ca2+ 3 mEq
K 20 mEq
Cl 100 mEq

浸透圧を300 mOsm/Lに調整し、総量を1 Lとする。

生理 食塩 水 の 塩化 ナトリウム 濃度 は どれ か

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最終更新日時 : 2022年09月20日 17:57
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薬剤師国家試験 平成30年度 第103回
一般 理論問題 | 問 97 | 難易度 : 高

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薬剤師国家試験 平成30年度 第103回 - 一般 理論問題 - 問 97

生理食塩液は、塩化ナトリウムを0.9 w/v%含む等張液である。日本薬局方「生理食塩液」中の塩化ナトリウム(式量:58.44)の定量法に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
本品20mLを正確に量り、水30 mLを加え強く振り混ぜながら0.1 mol/L硝酸銀液で滴定する(指示薬:  A  試液3滴)。」

1 下線部の操作で用いられる計量器具は、メスシリンダーである。
  A  に入るのは、フルオレセインナトリウムである。
3 生理食塩液1 L中には、塩化ナトリウムが15.4 mmol含まれる。
4 滴定終点においては、過剰な銀イオンと指示薬からなる赤褐色の沈殿を生じる。
5 0.1 mol/L硝酸銀液1 mLに対する塩化ナトリウムの対応量は5.844 mgである。

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最終更新日時 : 2020年02月19日 16:05
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生理食塩水とは、細胞外液と同じ浸透圧をもつ濃度0.9%の塩化ナトリウム溶液のことである。

細胞外液欠乏時やナトリウム欠乏時に、輸液製剤として用いられることがある。

輸液療法に用いられる輸液製剤には、生理食塩水のほかに以下のような種類がある。

1.開始液(1号液)…カリウムを含まないので、カリウムを投与したくない患者に使用する。また高カリウムを伴う脱水、電解質の初期補給に用いられる。

2.脱水補給液(2号液)…ナトリウムとにカリウムを補給しなければならない脱水時に用いられる。

3.維持液(3号液)…臨床で最もよく使われる。人間に必要とされる電解質をバランスよく含む製剤。

4.術後回復液(4号液)…ナトリウムの量が他の輸液製剤に比べて少ないことと、カリウムがほとんど含まれていないことが特徴。腎機能の未熟な新生児の術後に用いることがある。

5.細胞外液類似液…細胞外液と似た電解質組成の製剤。0号液ともいう。ショック時のバイタルサインの安定化には最も効果的な輸液製剤である。リンゲル液に酢酸や乳酸などを加えており、それぞれ酢酸リンゲル液、乳酸リンゲル液という。

今回は、身近な生理食塩水とナトリウムの関係について解説します。


ナトリウムについてまとめて読むなら
■ 電解質-ナトリウム
■ ナトリウムと水は切っても切れない関係
■ 抗利尿ホルモンとアルドステロン


  • 生理食塩水の0.9%という濃度を実感する
  • 3号液ってなに?

生理食塩水の0.9%という濃度を実感する

生理食塩水は0.9%、という数値を知らない看護師さんはほとんどいないでしょう。

ところでみなさんは、この数値をきちんと「実感」しているでしょうか?

0.9%ということは、1L(約1000g)中に9gの食塩が入っていることになります。

1日の食塩摂取量は7~10gくらいが適量といわれていますね。つまり、生食1L(500mLボトルなら2本分)を飲めば、だいたい1日の食塩摂取量になるわけです。

細胞外液のナトリウム濃度は生食よりも少し低いですが、おおざっぱに言って、私たちは細胞外液1L分くらいにあたるナトリウムを毎日入れ替えている、ということもできます。

3号液ってなに?

いま、経口摂取が全くできない人に補液をするとして、ナトリウムの補給のために食塩水を点滴するなら、まああまり塩分過多にならないように、500mL1本分(4.5g)くらいが無難と考えます。

水は全部で1.5~2Lくらい入れるとして、生食1本と水2~3本を混合すれば(計3~4本)、ナトリウムに関しては1日分の「維持輸液」の出来上がりです。

これは生食を3~4倍に薄めることに相当しますから、初めから濃度が1/3くらいの製品があれば便利だろう、ということで用意されているのが、臨床で最も頻繁に見かける3号液です。

もちろん、実際の輸液では他の電解質(カリウムなど)についても考慮しなければなりませんが、ナトリウムに関してはだいたいこんな感じで捉えておいて、大きく外れることはありません。

(ナース専科「マガジン」2010年8月号より転載)

次回は、ナトリウムと水を組み合わせて、どう考えていけばよいのかを解説します。


ナトリウムについてまとめて読むなら
■ 電解質-ナトリウム
■ ナトリウムと水は切っても切れない関係
■ 抗利尿ホルモンとアルドステロン

生理食塩水の塩化ナトリウム濃度はどれ?

生理食塩水は0.9%の濃度塩化ナトリウム水溶液である。

生理食塩水500mlの塩分量は?

いま、経口摂取が全くできない人に補液をするとして、ナトリウムの補給のために食塩水を点滴するなら、まああまり塩分過多にならないように、500mL1本分(4.5g)くらいが無難と考えます。

人の生理食塩水の濃度は?

さて、ヒトの生理食塩水濃度は0.9%である。

生理食塩水のpHは?

(7)その他の主な示性値 比重:2.17 pH:本品 1.0gを 10mL に溶かした液の pH は 4.5~7.0 である。