冷凍庫 氷 固まる

暑い夏は冷たい飲み物がオイシイです。

そんな時には、氷をたっぷりと入れて冷えた麦茶や、お酒を飲みたくなります。

しかし、氷が欲しい時に無い!なんてことも。

冷凍庫で氷が固まるのは何時間かかるのでしょうか。

そこで、今回は早く氷を作る方法をご紹介します。

目次

氷ができる仕組み

通常水分子は結合することなく、バラバラに動いています。

しかし、これが0℃を下回ると、それぞれの分子が動くのを止めて、結合し、固まるというわけです。

これが、氷ができる仕組みですね。

実際、水が凍る時間は500mlペットボトルに入れた場合で4〜6時間、2Lペットボトルで10時間程度です。

さらにここから、完全に氷ができる時間が、500mlペットボトルの場合10時間、2Lペットボトルで20時間ほどかかります。

水が凍り始めてから、氷が完成するまでは多くの時間を要してしまうのですね。

それでは次に、家庭で製氷するにはどのような方法があるのか、お伝えしていきます。

家庭用冷凍庫の場合

ご家庭で製氷するのに、まず思いつくのは、家庭用冷凍庫です。

家電量販店に行くと、多くの冷凍機能付き冷蔵庫が並んでいます。

もちろん、その1つ1つ、性能に違いがあります。

家庭用冷凍庫の冷凍性能

性能は大きく4つ。

日本工業規格によれば、主に食品の冷凍時の負荷温度、貯蔵期間により分かれます。

・ワンスター・・・「冷凍負荷温度(食品温度) -6℃以下」「冷凍食品の貯蔵期間目安 約1週間」
・ツースター・・・「冷凍負荷温度(食品温度) -12℃以下」「冷凍食品の貯蔵期間目安 約1か月」
・スリースター・・・「冷凍負荷温度(食品温度) -18℃以下」「冷凍食品の貯蔵期間目安 約3か月」
・フォースター・・・「冷凍負荷温度(食品温度) -18℃以下」「冷凍食品の貯蔵期間目安 約3か月」

//aqua-has.com/shared/support/pdf/catalog/2021spring_refrigerator.pdf

現在ではスリースターやフォースターの冷凍庫が主流となっています。

なぜなら、乳脂肪分の多いアイスクリームは-18℃以下でないと溶けてしまう商品が多いためです。

しかし、製氷機能にはほとんど差はありません。

では、実際、どのくらいの時間で氷が出来上がるのでしょうか。

家庭用冷凍庫で水が凍るのは何時間?

一般的に製氷時間は、2時間とされています。

この2時間の間に、給水タンクがある冷蔵庫であれば、冷凍庫の製氷皿に水が移動し、製氷されるという仕組みになっているのです。

しかし、機種によっては、「急速製氷」や「お急ぎ製氷」などの機能が付いているものも多く、こちらで1時間~1時間半程度で製氷することもできます。

とはいえ、時間をかけて製氷しておかなくてはならない、家庭用冷凍庫です。

そこで、さらに早く製氷できるような機械をご紹介しましょう。

製氷機の場合

製氷機で氷が固まるのは何時間

多くの氷が早く必要な時には、「家庭用製氷機」がお勧めです。

スピーディーに製氷ができる機械が多いです。

そんな家庭用製氷機で製氷にかかる時間は、約10分です。中には5分程度で製氷できる機械もあります。

時間をかけず、欲しい時に氷があるのは、製氷機の大きなメリットの1つです。

家庭用製氷機でできた氷が溶けやすい

しかし、一方で、大きなデメリットも存在します。

実は、家庭用製氷機には保冷効果の無いものが多いのです。

つまり、製氷した氷は、屋外であれば、クーラーボックス等に入れて保管をする必要があります。

また、家庭で作った場合は、すぐに冷凍庫の製氷室に入れておく必要がありますね。

つまり、時間はかかるものの、家庭用の冷凍庫で製氷ができれば、安心して氷を保管することができるわけです。

家庭用冷凍庫で氷が固まらない原因

さて、安定して氷を供給できる家庭用の冷凍庫ですが、もちろん氷が固まらないなんてトラブルもあります。

そんな時は、以下の点をチェックしてみて下さい。

扉の開閉が多い

扉の開け閉めが多いことで、必然的に庫内の温度が上がります。

そのため、製氷されにくくなってしまいます。

また、半ドアになっていないかも確認しましょう。

庫内に食材を詰めすぎ

冷凍庫にはついつい食材を詰めすぎてしまいます。

しかし、庫内の食材は詰めすぎると温度が下がりにくくなり、製氷ができなくなることも。

食材の量は、庫内に対して7割が理想となります。

詰めすぎていないか、確認してみましょう。

事前に停電が無かったか

停電により、庫内の温度が上がってしまうと、製氷までに時間がかかります。

事前に停電は無かったか、確認してみて下さい。

製氷皿の氷が一部に偏っていないか

製氷皿の近くには、製氷できたか確認する検知センサーが付いています。

製氷皿に氷が残ったままだと、氷ができたと勘違いして、製氷を止めてしまう可能性があるため、注意が必要です。

また、イラストのようにアイスシャベルが邪魔をして、製氷を妨げている可能性もあります。

製氷室が空になっているか、確認してみましょう。

製氷皿の手入れをした直後だったか

手入れをする最中に庫内の温度が上がってしまった可能性もあります。

また、製氷皿や給水タンクのセットがうまくされていない可能性もあるため、取扱説明書で確認してみましょう。

冷蔵庫のモード設定によっては製氷停止になっていることも

機種によっては、「製氷停止」や「節電モード」などで製氷がストップしていることもあります。

もう一度見直してみて下さい。

このように、家庭用冷凍庫はあらゆる原因によって、製氷ができない場合もあります。

加えて、先ほどもご覧いただいた通り、製氷に時間が掛かってしまうというデメリットも存在します。

そんなデメリットを少しでも解消するため、ちょっとした工夫で、家庭用冷凍庫でも早く氷を作る方法をご紹介します。

早く氷を作る方法

冷やす表面積を広くする

冷気があたる面積を増やすことで、氷ができやすくなります。

そこで、製氷皿の枠に水を収めるのではなく、あえて枠から溢れさせて1枚の大きい氷のようにします。

これにより、氷が早く作れます。

金属製のバットとアルミカップを使う

金属は熱伝導率が高いため、冷気を伝えるスピードも非常に早くなります。

そこで、アルミバッドの上にアルミカップをのせて、冷凍庫に入れるだけで、約30分で氷を作ることができるのです。

お湯を凍らせる

至ってシンプルな方法ですが、水ではなく、お湯を凍らせる方法です。

原理は解明されていないのですが、「ムペンバ効果」と呼ばれる現象です。

ごく最近、カナダの大学で再現に成功したと話題になりましたが、ご家庭ごとに条件は違ってくるため、確実に実現できるとは言い難いですが、1つの方法です。

ぜひ、チャレンジしてみて下さい。

さて、氷を早く作る工夫についてお伝えしましたが、アイテムに頼るのも一つの方法です。

早く氷を作れりたい時におすすめの、製氷皿をご紹介しましょう。

おすすめの製氷皿

Amazonにて、”早く作れる”をキーワードにオススメの製氷皿をピックアップしました。

ハニカム型製氷皿

・1つ1つの氷が小さいため、通常サイズより凍りやすい
・シリコン製なので、氷が取り出しやすい

パール金属 クールズ アルミ 製氷カップ

・金属製で製氷時間が大幅に短くなる
・かき氷を作るときに使う大きい氷ができる

ステンレススチールアイスキューブメーカートレイレバースタイルアイスキューブ金型クイックto Making 18アイスキューブ

・熱伝導率が高く、より早く氷ができる
・形のきれいな氷を作れる

ただ冷たいだけじゃない!氷の便利な使い道

排水溝の臭い消し

夏場になると特に気になる排水溝の臭いですが、これは、カビやバクテリアなどの菌によるものです。

こうした菌たちは、高温多湿を好みます。

そこで効果的な対策として、熱湯(30~40℃)をかけて菌を死滅させたのち、排水溝が埋まるくらいの氷を入れておくだけで、なんとあの嫌な臭いを抑えられるのです。

ご飯を美味しく炊く

お米は炊飯時の水が、沸騰するまでの時間が長ければ長いほど、甘味、旨味がでます。

つまり、炊飯器に水と、氷を入れるだけで、ご飯が甘くて美味しく炊きあがるのです。

今では、多くのレシピにも取り入れられるほど、有名な方法ですね。

洋服に付いたガムを取る

洋服についてしまったガムは、軟らかいままだと繊維の奥まで入り込んで、取りにくくなります。

氷を使って、固くすることでスルリとはがすことができ、洗濯の手間を省くことができます。

アイシング

スポーツ選手が筋肉に炎症を起こしてしまった時に行うアイシング。

当てた皮膚下の血管を収縮させ、麻痺させることで、痛みを軽減することができます。

また、細胞の代謝を抑制することで、損傷部の拡大を抑えているのです。

こちらの効果は他にも、トゲを抜くときに感覚を鈍らせて痛みを軽減させたり、皮膚炎症の1つであるニキビを小さくすることにも発揮されます。

氷が固まる時間まとめ

これから暑くなりますが、そんな時にこそ、冷たくてキンキンのジュースやお酒が飲みたくなりますね。

一般の冷凍庫では、2時間を要してしまいますが、そんな時にこそ、少しでも早く氷を作れる方法を試してみて下さい。

暑い夏も、どこか涼しくて楽しい、そんな夏になって下さると嬉しいです。

冷蔵庫の氷って、くっついて困りますよね。

使いたいのに取り出せなくてイライラ…

諦めて放置すると、氷の層が積み重なって保管スペースがなくなります。

ところが冷蔵庫の氷は、ひと工夫すればくっつきにくくできます。

たとえくっついても簡単に割る方法もあります。

一緒に見ていきましょう。

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氷がくっつかない保存法

まずはくっつきを予防する方法から紹介します。

氷がくっつくのを予防するなら、紙袋を使うのがおすすめ。

これだけも全然違いますよ。

方法は簡単です。

紙袋に氷を入れて、そのまま冷凍庫で保存するだけ。

紙袋は文房具用のもので大丈夫です。

紙袋に氷を入れると、氷の溶け始めに出た水を紙袋が吸収してくれて、氷がくっつきにくくなるのです。

何袋かに小分けすれば取り出しやすいし、冷凍庫を開け締めしても氷が溶けにくくなりますよ。

水分を吸ってくれる紙なら何でも良いので、書道用の半紙や新聞紙でも代用できます。

衛生面で考えると新聞紙はおすすめできませんけどね。

スプーンで簡単に氷を砕く方法

次に紹介するのは、くっついてしまった氷を簡単に割る方法です。

Youtubeでスプーンを使って割る方法の解説動画があったので貼っておきますね。

用意するものはスプーンだけ。

動画のようにスプーンの背の部分で叩くと氷を割ることができます。

よくやってしまうのが、スプーンを立てて突き刺すように氷を割ろうとすること。

これはだめです。

面で衝撃を与えたほうが氷はバラバラになりやすいので、突き刺すのではなく面で叩きましょう。

手首のスナップを効かせるのがコツです。

ギュッと握って叩き割るのはなく、軽く持って手首のスピードで衝撃を伝えるイメージ。

力む必要はありません。

ポーンポーンと、5回ぐらい叩けば割れるはず。

上手くいかない場合は角度を変えたり、大きさが違うスプーンに持ち替えて叩けばOKで。

できればケースごと冷凍庫から取り出して、しっかり固定した状態で叩くほうがいいです。

冷凍庫の中に入れたまま叩くと、力が上手く伝わらないことがあります。

こんなくっつき方は故障

冷蔵庫の劣化の影響が最初に出るのが冷凍庫です。

冷蔵庫の製氷機で氷を作るとすぐに板状になってしまう場合は、故障の可能性が高いので要注意。

ただし長期間ほったらかしにした結果、板状になったのなら問題ありません。

メーカーによっては無料で修理してくれる場合もあるので、素人判断でいじらず電話するのが無難です。

氷を長期保存するとくっつく

あなたは氷を作ったら、何日ぐらいで使い切っているでしょうか。

冷凍庫に問題がなくても、氷は長期保存すると必ずくっついてしまう性質があります。

できる限り1週間以内に使い切るのがおすすめです。

長く保存すればするほど割れにくくなるので、できる限り早く使い切りましょう。

ちょっとの工夫で快適に

いかがでしょうか。

今回紹介した方法は、とても簡単なものばかりでした。

特にスプーンで氷を割るのは、コツさえつかめば簡単です。

ぜひ試してみてくださいね。

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冷凍 何時間で固まる?

氷は「2時間程で」固まります! 調べてみたところ、製氷皿の場合も、製氷機の場合も、大体2時間くらいで固まるようです。 冷蔵庫の性能にもよるかもしれませんが、1つの目安として覚えておくといいかもしれませんね。 ただ、2時間以上、3時間以上経っても固まっていない場合もあります。 氷ができていないときの理由はなぜでしょうか?

冷凍庫の氷 何時間でできる?

冷蔵庫が十分に冷えていれば、1回あたりの製氷時間の目安は、約120分です。 なお製氷時間は周囲の温度・温度設定・ドア開閉頻度などにより変わります。 次のような場合は、製氷時間が長くなります。 はじめてお使いいただくとき 庫内が十分に冷えてから製氷が始まるため、24時間以上かかることもあります。

氷 何時間で固まる かき氷?

目安は24時間以上です。 冷凍庫の開閉が多い場合、温度が下がりにくくしっかりと凍るのに時間がかかる場合があります。

お急ぎ製氷 何時間?

急速製氷にすると、通常よりも早くをつくります。 [製氷]ボタンを押して[急速製氷]ランプを点灯させます。 ※約7時間で運転を自動終了し、製氷に切り替わります。

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