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目次
- ドライバーの名称はIntel Management Engine Interface
- メーカー提供のドライバー
- ●富士通
ドライバーの名称はIntel Management Engine Interface
!マークがついている状態での表記はPCIシンプル通信コントローラーとなっています。
メーカー提供のドライバー
※インストールするドライバーのバージョンとビット数に注意してください。
●富士通
「インテル(R) マネジメント・エンジン・インターフェイス・ドライバー 富士通 2013」と検索すると割とヒットします。
※2013の部分は機種の発表時期の年数です。
・2012年頃 ・2013年頃 ・2017年頃 ・2020年頃
富士通のノートブック LIFEBOOK WA-X/D3(FMVWD3AX7B)でメーカーの購入時に戻すリカバリーではなく、素のWindows10またはWindows11をクリーンインストールしたときの不明なドライバーのインストール方法のご紹介です。
富士通はアップデートドライバーは公式サイトからダウンロードできますが、工場出荷時に導入されているドライバーはダウンロードできません。とくにこの機種のマルチメディアオーディオコントローラー(Intel High Definition Audio)ドライバーを探すのが大変でした。
このページの目次
- 不明なドライバー5つ
- チップセット INF ユーティリティー
- インテル マネジメント エンジン ドライバー
- マルチメディア オーディオ コントローラー(Intel High Definition Audio)
- 回復ドライブの作成を推奨
不明なドライバー5つ
マイクロソフトのWindowsインストールメディアで新規インストール後、初回のWindows Updateを済ませたあと下記の5つのデバイスにドライバーが当たっていませんでした。
1 | PCI シンプル通信コントローラー |
ハードウェアID | PCI\VEN_8086&DEV_A360&SUBSYS_00351E26&REV_10 |
2 | PCI データ取得およびシグナル処理コントローラー |
ハードウェアID | PCI\VEN_8086&DEV_A379&SUBSYS_00351E26&REV_10 |
3 | PCI デバイス |
ハードウェアID | PCI\VEN_8086&DEV_A324&SUBSYS_00351E26&REV_10 |
4 | SM バス コントローラー |
ハードウェアID | PCI\VEN_8086&DEV_A323&SUBSYS_00351E26&REV_10 |
5 | マルチメディア オーディオ コントローラー |
ハードウェアID | PCI\VEN_8086&DEV_A348&SUBSYS_00391E26&REV_10 |
チップセット INF ユーティリティー
まずはインテルダウンロードセンターからチップセットINFユーティリティを入手してインストールします。これで上記2,3,4の3つのデバイスにドライバーが当たります。
Intel
//www.intel.co.jp/content/www/jp/ja/download/19347/chipset-inf-utility.html
インテル マネジメント エンジン ドライバー
次もインテルダウンロードセンターからインテルマネジメントエンジンドライバーを入手します。これで上記1のPCI シンプル通信コントローラーのドライバーが当たります。
下記ファイルはzipファイルなので、適当なところに展開しておき、デバイスマネージャーから「 PCI シンプル通信コントローラー 」を右クリック⇒ドライバーの更新⇒コンピューターを参照してドライバーを検索⇒展開したフォルダーを指定でインストールできます。
Intel
Windows 8.1* および Windows® 10 用インテル® マネジメント・エンジンドライバー
//www.intel.co.jp/content/www/jp/ja/download/19406/intel-management-engine-driver-for-windows-8-1-and-windows-10.html
マルチメディア オーディオ コントローラー(Intel High Definition Audio)
サウンドドライバーがないと音が出ないので大変ですが、この機種のIntel High Definition Audioドライバーは工場出荷時ドライバー(Realtek High Definition Audio オーディオドライバーV 6.0.8761.1)をPCに付属の「ドライバ・ソフトウェア検索ユーティリティ」以外から入手することは難しいです。似たバージョンならどれでも入るだろうと他のRealtek High Definition Audio オーディオドライバーを試しても、なぜかエラーが出てドライバーが入りません。
事前に回復ドライブ(リカバリーディスク)を作成せず、全消しでクリーンインストールしちゃった状態からドライバーを入れる方法がなんとかありました。
最初にインテルダウンロードセンターから「インテル NUC 9 Extreme Laptop キット用の 3.5mm オーディオジャックとスピーカー用に Realtek ハイデフィニション・オーディオ・ドライバーとインテル スマート・サウンド・テクノロジー (インテル SST) ドライバー」をインストールします。
Intel
インテル® NUC 9 Extreme ノートブック PC キット用 Realtek* ハイデフィニション...
//www.intel.co.jp/content/www/jp/ja/download/19645/realtek-high-definition-audio-driver-for-intel-nuc-9-extreme-laptop-kits.html?wapkw=SST
インストールするとエラーがでてRealtek HDオーディオドライバーはインストールエラーになりますが、それ以外はインストールされてデバイスマネージャー上の表記がIntel High Definition Audioだけが不明なドライバーに変わります。
その次に、Microsoft UpdateカタログからRealtek Semiconductor Corp. – MEDIA – 7/23/2019 12:00:00 AM – 6.0.8761.1(Windows 10, version 1903 and later, Servicing Drivers)サイズ10.1MBをダウンロードします。
上記リンクを開いたおそらく一番上にあるサイズ10.1MBのものをダウンロードボタンを押して*******.cabのリンクをクリックしてダウンロードします。
現行のEdgeブラウザーだと怪しいダウンロードファイルということで(?)赤×マークがでて一旦ダウンロードが止まります。小窓の上部「 ↓ 」をクリックして「… 」をクリックして「保存」を押してダウンロードを再開させます。
ダウンロードしたファイルは拡張子.cabファイルです。ファイルをダブルクリックして表示されるファイルを全部選択⇒右クリック⇒展開 を選んで適当なフォルダーに展開しておきます。
デバイスマネージャーを開き、「Intel High Definition Audio」を右クリック⇒ドライバーの更新⇒コンピューターを参照してドライバーを検索⇒展開したフォルダーを指定してインストールすることで、ドライバーがインストールできます。
回復ドライブの作成を推奨
以上でクリーンインストール後の不明なドライバーがなくなりました。この機種は事前に回復ドライブの作成(リカバリーディスク作成)をしておいた方がいいですね。こんな面倒なことをしなくても、購入時のドライバーや富士通の付属ソフトが入った状態で最新バージョンのWindows10に戻すことができます。